レモンの果樹は、樹勢が強く、発育旺盛なので、温暖な場所であれば、栽培は容易なようです。ただ、耐寒性が弱いので、冬季にマイナス3℃以下にまでならないような場所を選ぶことと防寒対策をしっかりすることが大切になってきます。
苗木は、冬が去った3月から4月上旬頃、降雨量が少なく、風当たりが弱い、また冬場でも日が当たるような暖かい場所に、木炭や腐葉土、堆肥などを混ぜて植えつけます。暑熱、乾湿の強い場所では、果実がならない可能性がでてきます。また、植え付け時期には、6月頃の梅雨期や9月下旬から10月下旬というものもありますが、温暖な地域以外では、これらの時期の寒気は、レモンの幼木に対して悪影響を与えますので、避けた方が良いようです。
苗木は、支柱を添えて固定し、冬には、防寒対策としてコモや寒冷紗などを利用します。肥料は、発芽前の春肥え、6月の夏肥え、9月秋肥えとして、年にだいたい7回ぐらいに分けてやります。肥料自体は、成木1本に対して、窒素約800g、カリ約500g、リン酸約800gが1年間に与える量になり、春には多めに与えます。鉢植えでの育成では、油粕や化学肥料などを混ぜて与えます。
収穫時期は、レモンが栽培されているカリフォルニアでは、1年に3回開花・結実し、年間を通して収穫されますが、日本は、5月から6月と7月から8月の開花後である10月から12月に収穫されます。1本の果樹からは、だいたい100個から150個ぐらいの果実が収穫されるようです。収穫時にはまだ果実は青いので、1〜2ヶ月熟成されてから食用となります。